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2008年06月25日

●水無月十九日

初めまして。福岡管理課のウララこと、浦田宗喜です。
水無月十九日の雨をさいて、仕事帰りのお茶の稽古。
席中には伽羅(香木)の香が・・・掛物と花が、心にシミました。

一行物 2.jpg
出典は『禅林類聚』。 「日出乾坤輝」に続く後半部で、
「雲収山岳青」  雲収まりて山岳青し と読み下します。
自然の清々しい光景をいい留めた言葉で、
日を仏性に雲を煩悩になぞらえて、悟りの境地をあらわした
と解することもできると、ものの本にありました。
掛物ほど第一のものはなし・・・
墨蹟を掛けて心の洗浄をはかるのです。
床前で対峙すると、自ずと背筋が伸びます。

花は季のもので、夏椿と桧扇。
花は野にあるように・・・が習いです。

夏椿 桧扇.jpg
白い蕾(茶花では蕾を挿す事が多い)は、夏椿。
花は五弁で縁に鋸歯。 別名を沙羅樹ともいい、インドの
沙羅双樹の名を間違ってつけたものだと言われてはいますが、
この白く固い蕾を見ていると
♪祗園精舎の鐘の音  諸行無常の響きあり
  沙羅双樹の花の色  盛者必衰の理をあらはす♪
低く遠く幽かに、琵琶法師の語りが聞こえてくるようです。

桧扇は手植えして10年目の今年、花をつけてくれたとの由。
名前の由来となった葉も、すくっと天をついて見事です。
 

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